ストアログの開発経緯についてご案内させていただきます。 開発に至った経緯、問題点、そしてその解決方法などをご案内しています。 最初は食品スーパーマーケット様からのご依頼でした。 問題をつかみ、具体的な改善方法の検討、そしてシステム開発。いろいろな課題を1つずつ丁寧に解決することから見つかった思わぬまた、ストアログの価格、今後の展望についても併せて記入させていただきました。
2021年03月29日(月)
東京都内にある食品スーパーマーケットではHACCPに向けて従業員の健康状態、冷蔵庫・冷凍庫の温度を紙に記入するところから始めました。ところがその出だしからつまずいてしまいました。ストアログの開発はこのスーパーマーケット様からのご相談からスタートしました。
紙に記入してもらうことを決めてから数か月してもなかなか思うように進みませんでした。回収した紙は記録が抜けていたり、書いてある文字が読めなかったり、回収すらできないこともありました。とても重要な仕事として取り組むべきことなのに結果が著しく悪いこの事態を重く受け止め、まずはその理由を探ることになりました。上記のような現象がなぜ起きてしまうのかその原因は大きく分けて以下の通りとなりました。
管理を行う作業場の方のお話を伺った結果、まず最初に気づいたのはこの問題でした。なぜこの作業が必要なのかその重要性について従業員の方に伝わっていなかったことがわかりました。
次に問題となったのは記入する時間でした。作業場の方は作業に没頭しついつい記入を忘れてしまいます。
またやってもやらなくても評価されないことがわかりました。健康や温度は記入するべき項目が多く管理者が評価できる数を超えています。結果的にやってもやらなくて評価が変わらないという事態になり、最初はまじめに記入していた方も時間がたつにつれて次第に未記入が増えてくることがわかりました。
健康状態は1日1回なのである程度管理することは可能ですが、温度となるとその問題は急に難しくなります。その理由は数と回数です。通常の食品スーパーマーケットにおいて冷蔵・冷凍庫の数は作業場も併せて50台を超えます。それを1日2-3回温度の記入を確認することはとても難しい作業だということがわかりました。
以上の問題点を把握してシステム開発に着手しました。システム開発したところでこれらの問題がどこまで解決できるかはこの時点では未知数でした。
入力しなければならない所の画像を表示することでより分かりやすくしました。
各作業場にタブレットを配置することにしました。タブレットには「アラーム」を設定し、決められた時間になったら音で知らせます。このことにより入力漏れを減らすことにしました。
それでも入力漏れがあった場合はメールでお知らせすることにしました。
システムを導入することでほとんどの問題点を解決することができました。しかし、それ以外にも思わぬ効果がありました。
従業員の方の意識が格段に向上しました。その理由は簡単です。「誰かに見られている」ということは人の行動を変えます。それによりこれまで以上に問題意識を持ってもらうことができました。
せっかく入力したデータなのでこれを活用しない手はありません。社内だけではなくご来店されるお客様へアピールすることにしました。
最初はとあるスーパーマーケットで使用することを前提としてシステムでしたがその効果は非常に高く商品化してよりたくさんの方にこの効果を実感していただこうという気持ちから販売することになりました。
「アラーム」、「メール」の2段階チェックにより確実な入力を促します。
紙に記入していた時とは比べ物にならないくらい意識が向上します。これは不思議な現象で言葉ではお伝えすることができません。
HACCPの施行、そして新型コロナウイルスなど時代が確実に求めています。
これだけの機能を搭載してなぜこの価格なのかその理由をご説明します。我々の思いと願いが込められています。
前述のスーパーマーケットで使用しているソフトをほかのユーザー様にもご利用できるようリプレイスさせていただきました。これにより開発費は大幅に軽減され価格を低く抑えることが可能になりました。
低価格にした理由はもう1つあります。それは少しでもこの業界のお役にたちたいという我々の願いです。たくさんの方に気軽にご利用いただいてすこしでもこの業界のレベルがアップすることを我々は望んでいます。
ストアログの強みと今後の展望について。
作業場で起きている問題点を徹底的に洗い出しました。システム開発ではこうした「本質的な問題点」をどれだけつかめるかがとても重要になりますが、我々には実際に今もスーパーマーケットで働いているスタッフがおり、どうしてこういったことが起こるのかを聞きながら原因を探しています。
問題点がつかめればもう半分は解決したも同然になります。あとはするべき対応を検討し現実的なところで着地させるだけです。「システムでできること」、「運用でカバーするところ」を切り分けて考え開発に集中します。ここのバランスをどう保つかはとても難しい問題ですが、前述の通り我々には強力なスタッフがいますので安心して開発を進められます。
現在でも前述のスーパーマーケットではストアログの原型となるソフトの改良を行っております。ここで実験した内容を検討し今後もストアログへ反映していくことでより良いシステムへアップデートされます。
次の記事: → 温度管理について
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